とある喫茶店「F」続編

今日仕事が終わってから、おととい話した喫茶店に

お手紙を持って行きました。

おとといのお話はこちらです↓「とある喫茶店F」

名前も知らなかったので

「マスターとおばちゃんへ」と宛てて書いたお手紙には

好きだったメニューの感想と

「今まで長い間、おいしいお弁当をありがとう。

 どれもみんな、記憶に残る味でした。

 自分の子にもいつか、こんな風に

 言うてもらえるようにがんばります。」

と書きました。

 

猫さんのお皿が置いてある裏口から入ると、

混雑時を過ぎて、がらんとした店内にマダムがひとり。

「きょうは(おばちゃんは)来てないよ」

「さすがに、寒いからね」

「この間は、ちょうど来てた時に会えて、よかったねえ。喜んでたよ」

 

コーヒーとホットケーキを注文して、

世間話をぽつりぽつり。

マダムの娘さんの話、お孫さんの話。

そして出てきたのは、おばあちゃんが焼いたような

おせんべいみたいなカリッカリのホットケーキ。

あまりの可愛らしさに吹き出しそうになったけど

失礼になると思ってこらえていたら。

「ごめん。失敗したから、おわびにこれね」

と、チョコレートを出してくれたときは

さすがに笑ってしまいました。

(日替わり弁当はぴかイチなんですよ。)

完食。

 

帰り際に、お手紙をお願いしたら、快く預かってくれました。

「また、きてね」

親戚のように言ってくれました。

もちろん、また来ますとも。

おすすめの記事